日々のこと

都留の作り手と繋がる(”心の酢”戸塚醸造さんを訪ねて)

美味しい野菜でピクルスを仕込むならば、最高の”お酢”で仕込みたい!!

オススメのお酢を作っている醸造所が、自分の暮らすまちにあるなんて!!

【都留の戸塚醸造さん 見学レポート】

少し遡りますが、4月戸塚醸造(心の酢)さんに見学に、見学に行ってきました!

(現在、見学はお休み中です。今回は、特別に入れて頂くことができました。)

都留の魅力が、ひとつ増えました✨

戸塚さんが、2時間ほどかけて各工程の部屋を見学しながら、丁寧に説明して下さいました。

1冊の📕本になりそうな壮大な物語と熱い想いに、心をたくさん揺さぶられました。

観察&感察しながら、真摯に向き合う姿が格好良かったです。

私も、こつこつと、大切にしたいことを大事にしながら、精進していきたいなと改めて思いました。

記憶を頼りに、書き起こしました(違っている部分もあるかもしれません)。

見学のきっかけ

ドレッシング工房フレックルで、カフェtobiraの聖子さんと一緒になりました。

はのさち

戸塚醸造さんにいつか行ってみたい!

と、話していたら、店主のさおりさんが、なんと!その場で電話してつないで下さったのでした!

さおりさん、ありがとうございました!

お酢は、どうやってできるのか

はずかしながら、よく知りませんでした💦

なんと!戸塚醸造さんは、1年半かけて、仕込むとのこと。

世の中、1ヶ月もかからず、お酢にして販売することもできるみたいです。

安くお酢(醤油もですね)が手に入る理由を話して下さいました。

戸塚醸造さんでは、全ての工程を自分で仕込んでいます。

米麹を作る→酢とお酒(もろみ)つくり→米酢つくり米酢は、果実酢など様々なお酢の中で、最も工程があり、難しいとのこと。

しかも、糀、お酒も全て自社で仕込んでいるのは、日本でも10社あるかどうかとのこと。

麹室にも入れて頂き、感動しました!(糀やしょうゆのための麹を仕込んでいるので)

お酢への熱い想い

お米は、無農薬、無化学肥料で育てられたものを使用しています。

お水は、都留の湧き水!

糀やお酒から、仕込んでいる醸造元がすくないので、より深く学ぶときに、頼れるところがありませんでした。

手元にあった、教授の書いた本が難しく、直接大学に電話したこともあるそうです。

また、室(むろ:熟成させる部屋)に寝泊まりして、ずっと観察&感察していた時期もあったとのこと。

このときの経験が、今に生きているそうです。

お酢を作り始めたきっかけ

もともとは、金融のお仕事をしていたとのこと。

上野原で、自らお米を栽培しながらお酢を作っていた先代の元で学びました。

先代が蔵をたたむときに、引き継いだそうです。

都留ではじめたストーリー

もともと、上野原の先代のはじめたところで、仕込んでいました。

湧水を吉田まで汲みに行く、高速道路から、今の敷地を見つけたそうです。

もともとは、お豆腐屋さんだった場所。

そこが、営業しなくなった様子に気がついて、自ら会社の不動産部に問い合わせたそうです。

なんと、この建物は近くの湧水を汲み上げることができる施設!

上野原の蔵と行ったりきたりしながら、お引っ越ししたそうです。

こだわりの”かめ”

かめは、お酢が呼吸できるので、もっともよいそうです。

何百年も昔に作られたものだそうです。

上野原の先代から、受け継いだかめは、500㍑のサイズ。

九州の廃業する酒蔵から、頂いた(山梨に輸送するのも大変)1000㍑のかめ。

今は、ひとつのタンクにまとめて入れて、仕込むのが主流のようです。

そのため、甕の数ぶんだけ、品質の管理の手間がふえます。

棟梁が建てた在来工法のしびれる蔵

蔵の内部

上野原の80代の棟梁が、

👴「材を残して死んでも、薪になるだけだ。」

と、ふんだんに、全国各地で仕入れてきた木材で熟成する部屋、保管する蔵などを建てたとのこと(神社仏閣に使うくらい、よい木材)。

ほとんどをお一人で、建てたそうです。

ひとかかえできないくらい、太い梁。

丁寧に作られた、建具。

木の特製やねじれを考え尽くした、組み立て。

もう、ほれぼれしてしまいました。

〜夢〜いつか都留の無農薬米でお酢を作りたい!

と、戸塚さんが夢を語って下さいました!

私の田んぼは、小さいので到底必要な量をまかなえません。

もっと、都留で無農薬のお米を作る人が増えて、それでお酢ができたらいいなあと思いました。

心の酢を購入できるところ

▶︎ドレッシング工房フレックル

▶︎道の駅 つる

▶︎「戸塚醸造」オンラインショップ

▶︎amazon/楽天