人参の種を蒔いても、芽が出てこないよー!!
人参の芽が、出なくて困っていました。
芽が出た後、草取りが間に合わずに、だめにしたことがあります。
数年前に、先輩農家さんのところへ見学に行ったときに、教えて頂いた方法です!
- 芽出までにやるべきこと
- 太陽熱処理の方法
- 確実に芽出しする方法
人参の芽が出るまでにやること(面積が広い場合)
- 透明マルチはり(必ずしもやる必要ありません)
- 種まき準備(透明マルチはりをした場合)
- 水やり(5~7日間)
①透明マルチはり(太陽熱処理)
通路の幅が大切!!
半分に切ったマルチを開いたとき10㎝くらい重なる幅にマルチを貼る
大量に栽培するときにおすすめの方法です!
時期 種まきから遡って、3週間~1か月前に、透明マルチをはります。
効果 マルチの中が、太陽熱でものすごく高温になるので、種をまく場所の草が焼けます。
人参は、草に負けると消滅してしまう作物のひとつです。
たくさん育てる場合、草取りが追い付かなくなるので、太陽熱処理しておくと後が楽です!
ポイント
通路の幅です!
見えている透明マルチの幅の半分以下にしましょう。
先の工程で、縦半分に切って広げたとき、左右のビニルが重なっている状態にします。
重なることで、通路の草も太陽熱処理されて、生えなくなります。
数センチ足りなくて、ビニルの間から大量の草がはみ出てきたのは、過去の私です^^;
②種まきの準備(マルチをはってから3週間~1か月後)
3週間~1か月後、通路の草は生えていますが、マルチの中は、生えていません!
①マルチを縦半分に切ります。カッターやハサミを使う方法があります。
1列が20m以上あって、大変なので草刈り機で切っています。
②半分に切ったら、ビニルを左右に広げます。
③重なったところをU字ピンでとめていきます。2mに1本くらいの間隔でとめました。
ピンがたくさんある場合は、もっと狭い間隔でもよいです(狭いほど、しっかりとまります)
準備完了!!
開いたビニルで密閉されているので、通路の草も熱処理されます!
③種まき ※熱処理しない場合は、ここから
芽出しのポイント
- 芽が出るまでの5~7日間は、土を湿らせた状態を保つ!
- 土を薄くかける
- 種まきした後、鍬などで鎮圧する
①土を湿らせた状態を保つ!
芽が出るためには、湿り気が必要です。藁がある場合は、かけておくと乾燥防止になります。
1日たっても、土が乾かないくらいの状態を保ちます。
何もかけない場合は、たっぷりと水やりを行います。
水やりは、朝の涼しいうちか、夕方に行います。
夕立がふると、水やりをしなくて済むので、とてもうれしいです。
しっかりと水やりできていると、5~7日ほどで、芽がでます。
②土を薄くかける
人参は、光を好むので、できるだけ薄く土をかけます。
③種まきした後、鎮圧する。
水やりした時に、水分が吸い込みやすくなるように、鎮圧します。
その他
・透明マルチをはった場合
半分に切って、開いて、重ねてからすぐに種まきして水やりは、おすすめしません。
通路の草の熱処理が終わってから、種まきしましょう。
高温になった通路の中で草が育ってしまい(ハウスと同じような状態)ました。
草がもりもりと生えて、つなぎめから顔を出し始めます。
↑今年、一部なってしまって、大変です。
晴れた日の午前中に行って、夕方に種をまくと、ちょうど通路の草が熱処理されて、あとの管理がしやすいです。