田んぼ

お米の苗づくり解説〜お湯消毒・浸漬・芽出し〜

にんじんさん

お米の苗づくりに挑戦したい!!

何から始めたらいいの?

まずは、種籾の消毒と芽出しを行います。

消毒の方法や芽出しの方法は、様々です。

今回は、お湯を使った消毒→長期間かけて芽だしする方法をお伝えします。

田植えまでのスケジュール

6月4日(土)に植える場合

田植えの日から、逆算して準備しています。

  • お湯消毒・浸漬スタート
    :種まきの3〜4週間前 3/20
  • 苗床づくり 4/20頃
  • 種まき:田植えの5〜6週間前 4/25

    田植え時に5.5葉にする。
    1週間で、1葉成長する。
  • 苗の管理:毎日
  • 田んぼに水入れ 5/26
  • 荒くり:田植え1週間前 5/28
  • 代かき:田植え前日 6/3
  • 苗とり:田植え前日 6/3
  • 田植え 6/4

お風呂の残り湯につけて、3日程度で芽出しする方法もあります!

苗づくり〜最初にやること〜

消毒で農薬を使用しない場合の方法です。

  1. お湯消毒
  2. 水に浸して冷ます
  3. 浸漬して芽だし

準備するもの

  • 種もみ
  • 鍋 2つ
  • 温度計
  • ネット(消毒と種籾を水につけておく時)
  • バケツなど種籾を浸しておく入れ物

お湯消毒

①玉ねぎの袋のような、ネットに種籾を入れます。
(入れすぎると、中心部までお湯が均一にいかないので、半分程度にしておく)

②鍋にお湯を沸かします。

✔️種籾を入れる鍋のお湯は、67℃くらい

(種籾を入れると、すぐに温度が下がるので)

✔️2つの鍋で、お湯を沸かして置くことがポイントです

予備の鍋は、熱めのお湯(温度調節用)

③65℃のお湯に10分間つけます。

※種籾を入れると一時的に水温が下がります。

※温度が下がったら、隣の鍋からお湯を足して65℃をキープします!

④10分間経ったら、すぐに冷水に浸けて、冷まします。

【失敗談〜高温注意〜】

お湯の温度は、守りましょう。

温度計が壊れていることに気が付かず、80℃近い温度で消毒していたことがありました。

芽が出ることは、ありませんでした。

芽だし

✔️13度前後の水に浸けておきます。

✔️1日1回、水を取り替える

✔️日陰に置いて、水温が上がらないようにする

参考にしている書籍

まとめ

  • 事前に道具の準備をしておく
  • お湯の鍋を2つ用意することで、温度調節ができ、きっちりと温度キープ!
  • お湯を使った消毒は、65℃で10分間